日本代表は13日に行われる国際親善試合のイラン代表戦に向け、10日にイランの首都テヘランにあるパス・スタジアムでトレーニングを行った。練習後、FW宇佐美貴史が記者団の取材に応じている。
イランについての印象を尋ねられた宇佐美は、まだ映像を確認していないようで、「どういうサッカーをしてくるかとかは分からない」と率直に答え、「チームとしてはまだ対戦相手のことはあまり話していないです」と、これから戦術的な練習を行っていくという。
8日のシリア代表戦では66分から途中出場し、88分にチーム3点目のゴールを決めた。試合を振り返った宇佐美は「やっぱり個で打開していくってこともそうですけど、連携の中でゴール前に入っていくプレーっていうのはすごくやりやすいなと思いました。点を取ったシーンでもしっかり点を取れるポジショニングさえ繰り返しできれば、そういうチャンスは絶対に巡ってくるなと思いましたね」とオフ・ザ・ボールの質を求めたことで、ゴールという結果を得ることができたと話した。
連携のなかで自分を生かしてもらい、また自らも周囲の選手を生かす必要性を感じたようだが、一方で「そういう部分はより多くしながらも、やっぱり個の力で、ドリブルで打開していくとか。自分ならではのプレーもしていかないといけない。その使い分けがすごく大事かなと思いました」と“連携”と“個”のバランスが重要だと感じたことを明かした。