那覇空港で出迎えを受ける島尻沖縄北方相(手前右)=10日午後
共同通信社

 島尻安伊子沖縄北方担当相(参院沖縄選挙区)が10日、就任後初めて地元・沖縄県入りした。県選出議員が担当相に起用されたのは初。懸案の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設問題で翁長雄志知事は反対を掲げる。「地元閣僚」として振興策に積極的に取り組む意向だが、政府の移設強行で板挟みに陥る可能性もある。

 島尻氏は10日午後、那覇空港で支援者ら約50人を前に「思いを新たに臨みたい」と強調。7日の認証式の際には「一身に沖縄を背負う気持ち」を表そうと、伝統の琉球かすりのドレスで臨んだ経緯もある。

 沖縄入り後、糸満市の平和祈念公園を訪れ、戦没者墓苑で献花した。

全文を表示