「1ポンドのステーキ ハンバーグ タケル」は大阪市内と東京・秋葉原に店舗を展開するステーキレストランだ。2010年に1号店である西中島店がオープンして以来、味にうるさい肉好きのハートをガッチリ掴んできた。
そんな「タケル」の名物メニューの一つが「特盛STEAK丼」。上質なハラミ肉をこれでもかと山盛りに盛り付けた一品である。その総重量はなんと1㎏にもおよぶという。しかもそれで940円という驚異のコストパフォーマンス。各店舗で一日限定5食のみというハードルの高いメニューではあるが、なんとしても一度その姿をこの目で確かめてみたい。
取材当日、「タケル 天満店」を訪れると、まだ開店前だというのにお店の前にはお客さんの姿が。おそらくみな「特盛STEAK丼」を目当てに並んでいるのではないだろうか。ライバルの存在に思わず気持ちが引き締まる。
いよいよ入店し、無事「特盛STEAK丼」をオーダー。この日は、開店と同時に売り切れてしまったとのこと。
■柔らかでジューシーな分厚いお肉に感激
しばらくして運ばれてきたのは、黒い丼の上にドーンと盛られた肉、肉、肉! 卓上に置いてあったタバスコの瓶と比べてもまだまだ足りない高さだ。
おそるおそる丼を持ち上げてみると……ずっしり重い。とりあえず、分厚いお肉を1枚ずつ小皿に取って食べていくことにした。まずは一口、そのまま食べてみると、脂身の少ない上質なお肉で、その旨みの濃厚さと歯ごたえの柔らかさに驚く。噛めば噛むほどしっかりとした肉の風味が広がる。頂上部分に盛られた大葉の香りも爽やかで良い。
「タケル」では卓上に置かれたたくさんの調味料を組み合わせながら自分好みの味付けでお肉を楽しむことができる。その数、10種類以上。中でもお店のおすすめは、刻み玉ねぎと醤油がベースになったオリジナルの「タケルソース」と、胡椒やローストガーリックやコリアンダー、パプリカなどがステーキに合うように最適にブレンドされた「タケルスパイス」。
甘みがあってさっぱりしている「タケルソース」も、スパイスが色鮮やかに香る「タケルスパイス」も、お肉の味を最大限に引き立ててくれる。その他の調味料も魅力的だが、筆者のおすすめは「タケルソース」に「フライドガーリック」を振りかけ、お肉にたっぷり乗せて食べるという組み合わせ。ガーリックのサクッとした歯ごたえがアクセントになって極上の食感と味わいに。
■シメは残ったご飯にカレーをプラスして
お肉の下からは肉の旨みがたっぷり染み込んだご飯ともやしが姿を現す。
お肉にくるんと巻きながら食べ進めれば最高の味わいなのだが、お肉を先に食べきってご飯を余らせてしまった、という時におすすめのシメのメニューがあるという。
運ばれてきたのは真っ黒なカレールー。
早速ご飯にかけていただいてみると、専門店ができてしまいそうなほどの本格カレーである。まろやかな甘みとコクがあり、後からピリリと辛みがやってくる。ルーの中からゴロゴロと出てくる牛すじ肉はとろけるように柔らかい。
総重量1kgの「特盛STEAK丼」。気になるけれど食べきれるか自信がない……という方でも、ご飯の量を減らすことができるのでぜひ食べてみて欲しい。
お店の方が「正直、赤字です(笑)」とおっしゃるほど良いお肉をボリュームたっぷりいただける「特盛STEAK丼」は、ほぼ毎日開店と同時に売切れてしまうとのことなので、ぜひ早めの来店をおすすめしたい。また、店舗によっては「偶数日」にそのお店限定の特盛メニューを提供しているので、そちらもお腹いっぱい楽しんでみては?
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教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)