ゆらゆら、ふわふわと海中をただようクラゲ。その体や動きはなんとも不思議な美しさがあります。綺麗です。だからこそ、棘があるというもの。棘どころか猛毒があり、下手すればこっちは死んでしまいます。恐ろしいけれど、映像で見るなら安全です。以下の映像はクラゲの美しさだけでなく、その生態もちょっと学ぶことができます。
クラゲには、心臓も血も、脳みそもありません。何も見えないし何も聞こえません。クラゲはただ海中に漂うだけ。クラゲの触手には刺胞と呼ばれる小さな袋のようなものがついています。この袋から針を出し毒を出します。これが、クラゲに刺されるというやつですね。
しかし、これらの袋を統率する脳みそはないので、各袋は何かに当たれば針がでるってな具合でそれぞれ動きます。自らの一部を光らせることで獲物をおびき寄せるクラゲもいます。あちらからやってきてもらう術を見につけているので、獲物を見て追う必要はないのです。驚くべきことに、クラゲは6億年も前から存在しています。こんなに長いこと種を保存しつづけることができるのは、そのシンプルさにあるのでしょう。
Casey Chan - Gizmodo US[原文]
(そうこ)