あの人に、まだ目にしたことない花を贈りたいと思ったら。
上の画像をさして、これは花ですと言われたら、カーネーションかなと思うのが普通です。が、化学の世界では違います。これ、有機化学薬品をちゃちゃっとミックスして作った花なのです。その大きさたったの10ミクロン。
メルボルンのRMIT大学のSheshanath Bhosaleさんが作ったこの小さな花は、水の中にホスホン酸とメラミンを入れて混ぜることで生まれます。水素結合が起こることで、まさにカーネーションの花びらのような波打つ形状に。薬品ミックスから花が咲くまでにかかる時間は、3時間ほど。大きさたったの10ミクロンのこの花を、大学の研究員たちはマイクロフラワーと呼んでいます。画像は2万倍に拡大したもの。
もちろん、観賞用にマイクロフラワーを作るわけではありません。結晶の構造は、新たな疎水性コーティングの開発に繋がるのです。この花は、研究の中でうまれた、いわば地球では珍しい水を嫌う花なのです。
image1 by RMIT-Indian Institute of Chemical Technology Research Centre)
source: Scientific Reports via New Scientist
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(そうこ)