そう言われればそうだけどさ。
大きな文化を築いたある時代が、今また1つ終ろうとしています。プレイボーイ誌が、ヌード写真掲載を廃止すると発表しました。理由は、ポルノやヌードはネットに十分あるからとのこと。プレイボーイのスコット・フランダースCEOは、ネタ元のニューヨーク・タイムズ紙にて「どんなセクシーなシーンもワンクリックすればすぐ無料で見ることができる」とインターネット普及が理由であることを語り、雑誌のヌードグラビアは今や「時代遅れ」だとコメントしました。
同誌のウェブ版では、すでに昨年8月からヌード画像を撤廃。読者層が47歳から30歳と若返ったうえ、月間UU数も400万から1600万へと大きくアップ。今回の決断は、ウェブ版での成功をふまえてのことです。また、発行部数が、1975年全盛期の560万部から、現在80万部にまで落ち込んでいることも要因の1つ。
紙版では、ヌード写真掲載を廃止後も、PG13歳コンテンツは継続されます。また、サイズを9x11インチへと変更し、紙も厚い良質なものに変更。雑誌をよりコレクターアイテムとして捉えていく狙いです。
プレイボーイの収益の多くは、雑誌そのものよりも、あの有名なバニーロゴを施した数々のグッズから得られています。が、あのロゴが有名&人気なのも、今までのバニーガールたちがいてこそ。寂しくもあり、世の流れを見た賢さもあり、1つの時代の終焉を感じます。ロマンは、時代とともに変わるのだ。
image by Flickr / Gizmodo
source: New York Times
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(そうこ)