うわぁああ、これ出資しようと思ってたのに…。
「こんなプロダクト欲しかった!」といった、世の中にない製品を次々に可能にしているKickstarterですが、アイディア勝負にもルールがあるわけです。
レーザー・レーザー(Laser Razor)という企画はその名の通り、レーザー光線をカミソリとして使用できるプロダクトを発売する予定でした。プロトタイプがビデオで紹介していたものの、完全に動作するプロダクトは出来上がっていない段階でプロジェクトは開始されていました。それを問題視したKickstarterによって今回プロジェクトが停止されたようです。停止された時点で目標金額の約1千6百万円をはるかに超えた4億円ほどのお金が集まっていました。
The Registerのレポートによると、出資者の元に届いたKickstarterからのメールには「出資に対して物理的なプロダクトが与えられる場合、ちゃんと動作するプロトタイプが存在しないといけない」というルールに違反しているためキャンペーンを停止処分にしたと説明されていたようです。
これほど大々的に成功しているプロジェクトをKickstarterが停止することはあまり無いため、この処分に驚いているユーザーも多いようです。この処分を受けてLazer Razorがどうなるのか分かりませんが、Kickstarterよりももっとゆるい規則で運営しているクラウドファンディングはたくさんあるので、別のサイトでプロジェクトが再開されたりするかもしれませんね。
source: The Register
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)