ブレるツイートはお断り……。
ゆるいつながりが魅力のTwitterではありますけど、うっかり恥ずかしいツイートを投稿してしまったときが大変です。あとからツイートの修正が効かないんですよね。つまり、完全にツイートを削除してしまうことは可能ですが、内容を訂正したい場合は、再び別のツイートで解説を加えるくらいしかできないのが現状です。
ちなみに、すでに投稿されてしまったツイートを修正可能にする新機能の実装は、かなり以前から開発が示唆されてきたりもしました。でも、いまだに実現するメドがたっていないというのが厳しい現実のようですよ。
このほどRe/codeが主催する「Code/Mobile」カンファレンスに登壇した、Twitter製品部門を率いるKevin Weil氏は、こんなふうに説明しました。
Twitterに投稿されるツイートは、リツイートされたり、ほかのサイトへ埋め込まれたりして拡散している。しかしながら、もし元のツイートをあとから修正し、まったく別のメッセージに置き換えてしまったり、拡散先のコンテンツの趣旨が根底から覆されるような事態が生じ得るようになったりするならば、リツイートの利用意義が変わってしまう。画像を用いたツイートの修正まで許されるならば、影響はビジュアル面でも多大のものとなるだろう。この課題をどのように乗り越えるかが、現実的な壁として立ちはだかっているのだ。
どうやら、技術的にはすぐにでもツイートの修正機能を実装できるようなのですが、その変更が、拡散していったツイートなどに与える影響が憂慮されているみたいですね。
一時はTwitterの新CEOであるJack Dorsey氏も大いに乗り気だっただけに、いまかいまかと実装が待ち望まれてきた投稿後のツイート修正機能。でも、この様子だと、早期の実現は望み薄な感じです。よくよく考えてツイートばかりしていたら、Twitterのつぶやきっぽくなくなってしまいそうですし、気軽にリツイートできるのがTwitterの醍醐味でもあるだけに、なかなか難しい問題でもあるかな~。
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)