アメリカのロサンゼルスで開催された、アドビのカンファレンス「Adobe MAX 2015」のスニークプレビューの中で、カメラで撮影してる映像からリアルタイムで動く物体を除去する「Monument Mode」が紹介されました。
スニークプレビューとはAdobe MAXの恒例イベントで、アドビ各製品の開発者が、将来的に搭載されるかもしれない機能のデモやアイデアを披露するというものです。アドビのエンジニアAshutosh Jagdish Sharma氏のデモでは、スマートフォンカメラのプレビュー画面の中で歩いている人をリアルタイムに除去! まさに魔法、アドビマジック!
同じシチュエーションで撮影された画像が複数枚あれば、Photoshopを使って人だけを除去することはそんなに難しくありませんが、「Monument Mode」ではリアルタイムで人だけを除去しています。スマートフォンカメラの標準機能になれば、後処理をする必要もなくなるかも。それに人が多い観光地の風景から人だけを消すなんてことにも使えそうですね。
このデモンストレーションは、動くオブジェクトと静止オブジェクトを区別する新しいアルゴリズムを開発したということを披露しただけで、この機能が実装されたり、またはスマートフォンのアプリとして公開されるかどうかは不明。でも実現することを切に希望します。
source: Adobe via Peta Pixel
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(mayumine)