国名にリアリティが…。
公務にプライベートのメールアドレスを利用、さらには自宅サーバーまで立てていたことが暴露されてしまった、ヒラリー・クリントン氏。
ハッカーにでも狙われてたら大変じゃないか、なんて思っていたら案の定、とっくに狙われてました。現在のところ、ヒラリー氏のサーバーには、中国、北朝鮮、そしてドイツの少なくとも3カ国からアタックがきていたことがわかっています。
しかし、AP通信の報道はさらなる不安を煽る内容でした。
サーバーへの攻撃が判明したのは、2013年の10月にクリントン氏の部下がセキュリティソフトを導入したため。しかし、少なくとも6月から10月の3カ月以上はソフトを導入していなかったことがわかっており、さらにはログも残っていないため、実際には攻撃の有無も把握できていない状況である。
記事は以下のように続きます。
これらが、サーバーにはよくある無差別攻撃か、はたまたクリントン氏のサーバーとわかっての攻撃かは明らかになっていない。
理由として、「携帯2台持ちたくなかった」なんて言ってしまうなど、ITやセキュリティへの弱さを露呈してしまったヒラリー氏。もちろん専門家になる必要はありませんが、IT大国アメリカの次期大統領の有力候補としては、ちょっと足元が緩かったかもしれません。
一連の報道を、大統領選前の情報戦とみるか否かで見解も分かれるところですが、仮に報道が真実で、すでに重要な情報が盗まれたあとだったとしたら…。想像するだけで恐ろしいですね。
source: AP
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)