GoogleはNexusデバイスにAndroid 6.0(コードネームMarshmallow)の配布を開始したと発表した。Marshmallowがいつ他のデバイスで利用できるかは、まだはっきりしていない。
Marshmallow SDKは開発者に次のような新機能をもたらす。
requestPermissions()
メソッドを呼び出すことで、開発者は実行時にパーミッションを要求して確認することになる。また、アプリがすでにパーミッションを得ているかチェックするには、新しいcheckSelfPermission()
メソッドを使う。開発者に影響を与える変更には、他にもApache HTTP Clientの削除(HttpURLConnectionに置き換え)、デバイスのローカルハードウェア識別子へのプログラムからのアクセスの削除などがある。変更について、詳しくは上記ドキュメントを読んでほしい。
Marshmallowの配布は、Googleのフラグシップデバイスに対して即時開始される。これには、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 7 (2013)、Nexus 9、Nexus Player、Android Oneが含まれる。Ars Technica氏によると、最終的にいつ他のデバイスで利用できるかは、まだはっきりしておらず、メーカーによって変わるかもしれない。開発者はGoogle公式イメージからMarshmallowをインストールできるが、おそらく新しいパーミッションシステムによりアプリがクラッシュするため、事実上データの完全な削除が必要になると報告されている。