2015年10月16日
Node.js Foundationは、初のLong Term Support(LTS:長期サポート)対象となる「Node.js 4.2」、コード名“Argon”のリリースを発表しました。
Node.jsは先月、フォークしていたNode.jsとio.jsを統合した最初のバージョン「Node.js 4.0」をリリース、新体制となり再びアクティブなリリースのペースを取り戻そうとしています。長期サポートの開始は、新体制を受けて実現したものと言えるでしょう。
長期サポート対象のリリースは、それと分かりやすいようにリリース名を付けることになりました。今回のNode.js 4.2は「Argon」と呼ばれます。今後、アルファベット順に名前がつく予定です。
長期サポートの計画を示す「Node.js Long-term Support Working Group」によると、長期サポート対象のリリースは12カ月ごと登場します。そしてそれぞれのリリースは、リリース日から18カ月のあいだアクティブなメンテナンスが行われる予定です。18カ月が過ぎるとメンテナンスモードに移行し、次のリリースのアクティブメンテナンスが終わる12カ月までサポートされます。つまり合計で30カ月、リリースから2年半のあいだメンテナンスが続きます。
図にすると次のようになります。数字は月数、太い矢印がアクティブなメンテナンスの期間、細い矢印がメンテナンス期間です。
今後の実績次第ではありますが、30カ月もの長期サポートが行われることで、Node.jsは以前より安心して利用できるソフトウェアだとみられることになるでしょう。これはNode.jsを今後さらに重要な実行系へと押し上げていく大事な要素になると言えそうです。
タグ : JavaScript , Node.js
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