ブルー!レッド!グリーン! 3体合わせて、ベピ・コロンボ!!
2017年に予定されているヨーロッパ宇宙機関(ESA)による水星探索プロジェクト「ベピ・コロンボ」で使用されるモジュールの3体が公開されました。実際の機体の色はよく分かりませんが、なぜか三色のライトに照らされて登場です。うーん...ヨーロピアン。ヨーロピアン...なのかな?
この水星探索プロジェクト「ベピ・コロンボ」は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)とESAの共同プロジェクトであり、今回発表された3つの機体もそのうち一つはJAXAによる製作となっています。
3つの機体はESAの施設内でお披露目となったわけですが、ガラスにかこまれたクリーンルームの外には出されなかったようです。それぞれの機体についてESAが次のように説明しています。
こちらの写真ではベピ・コロンボに文字通りスポットライトがあたった状態で見ることができます。
ブルーの照明を浴びる左側の機体はESA製作の水星表面探査機となっており、水星の表面と内部の構成について調べます。赤く照らされた真ん中の機体は電気推進モジュールで、こちらも同様にESAによって製作されました。電気推進モジュールは2つの探査機をそれぞれの最終目的地まで運びます。グリーンの照明を浴びているのが日本による水星磁気圏探査機で、こちらは惑星の磁気圏を調査します。
太陽系の地球型惑星の中でも一番小さく、他の惑星に比べると探索があまりされてこなかった水星ですが、このプロジェクトで理解がさらに深まることが期待されます。
source: ESA
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)