絶対に壊れなさそう。
パナソニックの高耐久PCラインナップといえば、タフブック。ジャンク品として秋葉原の露天で売られているのを見て、一度は購入を検討した人もいるでしょう。そのタフシリーズのタブレット端末ことタフパッドから、国内防爆検定取得の5インチタブレットPC「FZ-E1/X1」が登場しました。ちなみにE1がWindows Embedded 8 Handheldを、X1がAndroid 4.2.2を搭載しています。
まず注目の防爆対応ですが、残念ながらこれは爆発に耐えるという意味ではありません。帯電防止構造を採用することで、ガス爆発などがあり得る大型プラントや化学・製薬でも利用できるという意味なんだそうです。そのような現場では爆発事故は文字通り命取りになりますから、このような防爆端末を待っていたという現場も多いんじゃないでしょうか。
本体には大型スピーカーや相手に声が聞き取りやすくなるノイズサーブレッサーを搭載。手袋をしたままの操作も可能と、タフな現場でのニーズにとことん応えてくれます。バーコードリーダーが利用可能なあたり、ガチな業務用端末って感じですね。もちろんドコモやauなど、国内キャリアで通話/通信が可能です。
ディスプレイは5インチでHD解像度(1280×720ドット)、クアッドコアプロセッサ、RAMは2GB、背面カメラは800万画素で前面カメラは130万画素とスペックは実用重視。6,200mAhの大容量バッテリーを搭載することで、14時間の連続稼働時間を達成しています。
そうそう、価格は80万円(税抜き)です。本当に必要な人向けの価格設定ですね。興味本位ではとても買えませんな。
(塚本直樹)