いやぁ、今回は難しかったねー。
中身も美しいことで定評のあるアップル製品。そんなアップル製品を解体するプロとして毎度おなじみ、「iFixit」が、今回の新型iMacも早速解体ショーをしてくれましたよ。
解体されたのは4Kモデルではなく通常のベーシックモデル。先代モデルとあまり変わっていないかと思いきや、先代のMid2014モデルより大分解体しにくくなっているようです。
iFixitでは毎回解体しやすさの指標を10段階で明記するのですが、今回は10段階で1という、最も解体しにくいiMacとして後世に名を残すこととなりました(ちなみに先代は12でした)。
内蔵のCPU、メモリはともにロジックボードに完全に固定されているため、個別での交換は不可能。ディスプレイも、ガラスとLCD面が一体になっているため修理コストが上がりそうとのこと。ちなみにディスプレイはLG製、RAMはSamusung製でした。
解体されたパーツ群を見ると、アップルプロダクトらしくパーツ点数が少ないため無駄なく綺麗に見えますね。
ただ、これはつまり1パーツあたりに故障する可能性があるものが集中しているため、前述のディスプレイのように修理コストとリスクは高くなってしまうという、アフターメンテナンスの点では心配な仕様でもあります。
より薄く、より軽く。中身すらも美しいMac。でも修理だけは年々心配になってしまいますな...。
(小山和之)