どんなデジタル音源も鳴らせそうな音楽プレーヤー「DP-X1」「XDP-100R」

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左手に見えますのがオンキヨーの「DP-X1」。右手に見えますのがパイオニアの「XDP-100R」です。兄弟機です。

ハイレゾ音楽配信サイトを持ち、ハイエンドなヘッドフォンなども手がけているオンキヨー&パイオニアイノベーションズ。名前のとおり、オンキヨーとパイオニアが合体して誕生した企業ですが、今期はじめて両方のブランドを股にかけたアイテムをリリースするようです。

それがハイレゾ音楽プレーヤーの「DP-X1」と「XDP-100R」。共にDACチップに最近流行りのES9018K2Mを採用、384kHz/24bitのPCM11.2MHzのDSD(本体内再生時はPCMに変換)、そしてファームウェアアップデートで新たなロスレスハイレゾフォーマットMQA(Master Quality Authenticated)にも対応します。

具体的な対応音源をあげてみましょうか。DSDでしょ、DSFでしょ、DSD-IFFと来て、以下MQA/FLAC/ALAC/WAV/AIFF/Ogg-Vorbis/MP3/AAC。またBluetoothにも対応しており、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/OPP/HID/PANでコーデックはSBC/apt-X Low Latencyに対応します。

回転系メディアを除き、現在流通しているデジタル音源は全部鳴らせそう...いや、DSDにはまだ上の世界がありましたね。とはいえ、流通している大部分のデジタル音源が鳴らせることには違いありません。

スペック的には「DP-X1」のほうが上。DACは2機、アンプも2機用いて、2.5mm4極のバランス出力端子も備えます。またパイオニアのヘッドフォンアンプで使われていたロックレンジ精度を調整できるロックレンジアジャスト機能を搭載、トラックに応じてギリギリまで設定を追い込むことでジッターを低減できます。USB DACとしても使えますよ。

「XDP-100R」は、DAC×1にアンプ×1で、スタンダードな3.5mmのヘッドフォン端子を装備。ストレージは共に32GBの内蔵メモリにmicroSD(最大128GB)スロットを2機装備、最大288GBの容量が使えるように。OSはAndroid 5.1.1でGoogle Playも使用可能。各種音楽配信サービスのアプリも追加できます。

共に11月下旬発売予定となっていますが、予想価格は「DP-X1」が7万円前後、「XDP-100R」が6万円前後と、ハイレゾプレーヤーの中では比較的リーズナブルな価格帯に。1万円差かー。バランス対応ヘッドフォン・イヤフォンが気になっている、もしくはリビングのステレオに接続して聴きたいという方は「DP-X1」のほうがいいでしょう。アンバランスOKでモバイルするなら、ガード力が高いバンパーつきの「XDP-100R」がおすすめです。


source:オンキョーパイオニア

(武者良太)