足立区でハトやカモの死骸=頭部なく切断、遺棄か―鳥獣保護法違反・警視庁
東京都足立区で頭部のないハトとカモの死骸が相次いで見つかったことが21日、警視庁への取材で分かった。いずれも現場に頭や血の跡がなく、何者かが別の場所で虐待し、遺棄した可能性もあるとして、同庁は鳥獣保護法違反容疑も視野に調べている。
警視庁によると、21日午前7時50分ごろ、足立区西新井本町の日暮里・舎人ライナー江北駅そばの路上で頭がなく、体の一部がえぐられたハトが見つかった。傷は刃物で切断されたような状態だった。同区花畑の駐車場でも、同8時45分ごろ頭のないカモとみられる死骸が見つかった。いずれも、近くに血の痕などはなかったという。
今年4月以降、都内では切断された猫やハトの死骸などが少なくとも20件見つかっている。足立区では今月8日、都営住宅の敷地内で首のないカモが見つかっており、警視庁が関連を調べている。