人口約12億6,000万人と、世界の人口ランキングで第2位を誇るインド。そんな同国で過去最大となる新生児が誕生し、日本からもその大きさに「ゾウだろこれ」「産まれついてのデブ」と驚きの声が上がっている。
インドの新生児の平均体重は3,000gと、日本とさほど変わらない。そのインドで過去最大とされていたのは、インド東部に位置するマニプル州で誕生した5,900gの新生児だった。しかし先月30日、ラージャスターン州で誕生した新生児は、同記録を大きく更新する5,970g。そのあまりの大きさに自然分娩は難しいとされ、帝王切開で取り上げられたという。
平均体重の2倍近くあり、風格すら漂う新生児。同ニュースは日本にも届き、見た人も「新生児ってもっとガリガリだろ」「いきなりデブかよ」「インド人もビックリだな」「生まれたときから肥満とか、どんな罰ゲームだよ」など、驚きを隠せない様子だ。また、規格外の大きさに「象の赤ちゃんかと思った」「ゾウだろこれ」と間違えてしまう人や、「インドから角界へ。将来有望な子が誕生したな」「日本に呼んで、ちゃんこ食べさせよう」と関取にさせようとする人も。
さらには、「俺は4,110gで産まれた。お産婆さんが大きいとびっくりしてたそうな」「わたしは4,000gでした。今ではスリム体型だけど、赤ちゃんの頃はデブだったせいか、二の腕の皮膚伸びたままなんだな」「4,700gで産まれたけど、成人した今は160cm45kgだわ」「俺も5,000gだった。当時の病院記録」など、自分が何gで産まれたか自慢まで始まった。
ただ世界は広く、ドイツでは約6,115g、スペインでは約6,200g、さらにインドネシアでは約8,700gの新生児が誕生している。ただ、上には上がおり、1879年にアメリカのオハイオ州で産まれた新生児は約10,000gだったという。しかし残念ながら、この子は誕生から僅か11時間で亡くなってしまったとのこと。
また、最大がいれば最小も。2006年、アメリカのマイアミ州で誕生したアミリア・テイラーちゃんは、産まれたときの体重が280g、身長も約24cmだった。無論、すぐに新生児集中治療室に入れられ、産後4カ月間は病院に預けられていた。さらに13年、静岡県では277gの新生児が誕生。7カ月間の入院を経て、2,700gで退院したという。
未来しかない、希望に溢れた新生児。大きかろうが小さかろうが、元気に育ってほしいものである。
※画像はCCTVNews/ Facebookより