ラボ産人工肉バーガー、5年後には食べられるように

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5年って長いようであっと言う間よ。

ちょっと前から地球に優しい未来のお肉として研究室産のお肉が人工的に作り出されています。まだまだ材料や行程がハイコストで、とんでもない値段になる上に、味もイマヒトツだとのことで、一般的に食べられるようになるのは先のことと思っていました。しかし、それがそうでもないようで、近い将来一般人の口にも届くかも…。思っていた以上に早く未来のお肉がやってくるかもしれないのは、もちろん研究者たちの努力の賜物です。人工肉の研究を続けるオランダの研究員Mark Post氏とそのチームは、5年後には商業用のラボ肉を販売できる見込みだと、ネタ元のBBCのインタビューで語りました。

Post氏の予想では、ラボ肉はまず受注生産という限定商品として販売されるだろうといいます。その後、ラボ肉がある程度出回り周知されると共に、スーパーの棚にも並ぶようになり、同時にコストも低下していくという見方です。Post氏は、Mosa Meatを創業し、ラボ肉を大量生産するため活動中なので、5年後に一般販売というのも無茶な話ではありません。また、Post氏のラボ牛肉に加え、イスラエルの研究チームは、Future Meatのスローガンのもと、現在ラボ鳥肉を研究中。こうなると、ラボ肉もバラエティがでてきます。

いざ販売されるとき、ラボ肉が一体いくらになるのかはまだハッキリわかりません。が、研究開始当初のラボ肉バーガー1つ2700万円というめちゃくちゃな価格が、今では、1つ11ドル(約1300円)と劇的にダウンしています。また、2013年の試食ではイマヒトツだったその味も、油というキー材料を追加することで、かなり美味しくなっているとか。

これは期待できるな、ラボ肉。お店にでたら、そりゃ1度は絶対食べてみますよ。


source: BBC

Maddie Stone - Gizmodo US[原文
(そうこ)