Googleマップに重要アップデート―途中でガソリンスタンドや別会社に立ち寄れるようになった | TechCrunch Japan

今日(米国時間10/20)、GoogleはGoogleマップのモバイルアプリに重要なアップデートを行ったことを発表した。 ついにマップのユーザーは目的地へのナビゲーションを中断せずに車にガソリンを補給できるようになった。

Googleマップの新バージョンでは、 ユーザーはナビゲーション・モードを有効にしたまま、経路の途中でガソリンスタンド、コーヒーショップ、コンビニ、ファミレスなどの施設を探して立ち寄ることができる。望みの施設を発見した場合、最終目的地はそのままで「途中立ち寄り地点」としてナビに追加できる。

Googleに買収されたクラウド地図アプリのWazeは昨日(米国時間10/19)、 大幅にアップデートされ、同様の機能が追加されている。だが、Googleマップ本体にこうした複数目的地点の登録機能を望む声は依然から強かった。

立ち寄り機能にアクセスするには、ナビ・モードでトップ右隅に表示される虫メガネのアイコンをタップするだけでよい。ドロップダウンメニューが開き、ガソリンスタンド、レストラン、コンビニ、コーヒーショップなどのメニューが表示される。メニューの最後には「別の場所を探す」というボタンがある。多数の会社を次々に訪問しなければならないときなどはこちらを利用すればよい。.

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マイクのアイコンをタップすれば音声コマンドでこの機能を利用できる。運転中に立ち寄る場所を思いついたような場合、これを利用する方が簡単だし、ずっと安全だ。Googleアプリの情報に詳しいAndroid Policeによれば、立ち寄り場所を設定するとGoogleマップは、自動的に立ち寄り待機モードに変わり、車がその場所から10秒以内に近づくとカウントダウンで秒読みしてくれるそうだ。また同ブログは新バージョンの専用SDKをダウンロードしてテスト中だという。

世界の地理情報を組織化するという大目標から比べれば小さいことかもしれないが、Googleマップに複数目標を設定する機能が欠けているのはユーザーにとって大問題だった。ユーザーは多くの場合、A地点からB地点に直行するだけではすまず、何らかの途中立ち寄りを必要としているのだ。

これまでGoogleマップでどこかに立ち寄ろうとすれば、その地点を新たな目標として設定しなければならなかった。つまりそれまでの目標地点はいったん解除されてしまう。この仕組みではいくつかのガソリンスタンドに立ち寄って一番安い店でガソリンを入れようなどということもできなかった。

しかし新しいGoogleマップではガソリンスタンドを指定すると目標への沿道に近い店を候補として多数表示してくれる。またGoogleブログの記事によれば、沿道のガソリンスタンドが料金をインターネットに公開していればその情報も表示されるというから便利だ。

新機能は、当然ながらまずAndroidのマップ・アプリで公開される。数週間後には「他のプラットフォームにも導入される予定だ」というのはiOS版のことを指しているのだろう。

…私の場合、それはどちらでもよい。iOS版のアップデートに時間がかかるようならスマートフォンをAndroidに切り替えるだけだ。いやまったくこの新機能はありがたいこことだ。

〔日本版〕訳者のAndroidにはまだこの新機能は来ていないが、できるだけ早く日本でも提供して欲しい。複数目的地の登録ができないというGoogleマップ最大の問題が解消されることになる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+