後発薬促進、退院支援も 厚労省が基本方針
医療機関などに支払われる診療報酬の2016年度改定に向けて、厚生労働省がまとめた「基本方針」の主な内容が20日、分かった。価格の安いジェネリック医薬品(後発薬)の使用促進や患者の早期退院支援など、医療費の「効率化・適正化」をはじめとする四つの柱で構成。21日の社会保障審議会の部会に示して具体的に詰め、来月にも決定する。
医療費は年間40兆円を超え、高齢化とともに年々増えている。残る三つの柱には(1)医療機能の分化・強化(2)患者が納得できる質の高い医療(3)重点的な対応を必要とされる医療の充実―を掲げた。