仕事が辛いとき、「もしも働かなくて良かったら、どんなにかラクだろう」と、思いを巡らせる人は少なくないだろう。そんな「夢」を叶えるてくれる、かもしれない方法がある。宝くじだ。
ニュースサイト「CNN」によると、ニューヨークの高額賞金宝くじ「パワーボール」で、ミシガン州の50代女性が、同州史上2番目となる約374億円(3億1050万ドル)の賞金を獲得したという(2015年10月7日配信)。日本でも刺激を受け、「自分なら、賞金をこう使いたい!」と、妄想をたくましくした人が、結構いるようだ。
「当選を確認した時点で、即座に仕事は辞めた」CNN報道によると、当選者のジュリー・リーチさん(50)は、一括払いで「374億円」を受け取った。リーチさんは、「賞金は自分の子どもたちや家族のために使う予定」とコメント。最初は当選が信じられなかったというが、確認できた時点で、「即座に仕事は辞めた」。
ツイッターでも、「宝くじが当たったら、仕事なんてやめてやる!」という人が目立つ。「宝くじ当たったら誰がなんと言おうと仕事やめたる」とつぶやく人もいれば、「100歳まで仕事しなくても遊んで暮らせるだけの資金を手に入れたら・・・仕事なんかするわけねえだろ」という人もいた。
具体的な想像をふくらませる人も多い。「宝くじが当たったら全額銀行に預金して、即仕事やめて、月50万の利息で慎ましやかに暮らすんだ」とか、「仕事やめて世界のカフェめぐりをした後、喫茶店を開きたい」、はたまた、「俺は家族の繁栄と幸せ、及び自分のオタク的な趣味のために仕事を頑張っている。1等が当たったら、慎ましいオタクライフを満喫するであろう」と、「趣味にお金をかけたい」派のつぶやきも見つかった。
「金があったら辞めたいレベルの仕事なら今すぐ辞めた方がいい」「高額の宝くじに当選したら、どうする?」という問いは、その人の「仕事観」を露わにするようだ。ツイッターでは、「『宝くじに当たったらどうする』って話題に『隠居します』って答えるくらい仕事が嫌いだぞ」というアカウントが、「なお、聞いてきた人は『事業の拡大に充てる』って言ったけどな・・・」と、自虐的につぶやくのが見つかった。「宝くじ当たったら、仕事を受注するか事務所を買収したい」という人もいる。
まとまったお金があるなら、辛い仕事なんて辞めたい! 人もいれば、「仕事が好きだから、仕事のために使いたい」人も、結構いるのかもしれない。
ツイッターでは、「『宝くじが当たったら仕事辞めます』なんて人がいるが、金があったら辞めたいレベルの仕事なら今すぐ辞めた方がいい」と、手厳しい声も。400億円近い大金を手に入れても、仕事をするか、それとも・・・想像してみると、(一時的に)ちょっと楽しい。(KH)