AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝セカンドレグが20日に行われ、UAEのアル・アハリとサウジアラビアのアル・ヒラルが対戦した。
アル・ヒラルのホームで開催されたファーストレグは1-1の引き分けに終わっており、勝利したチームが決勝に進むという第2戦。ホームのアル・アハリが前半を有利に進める。
17分、アル・アハリが先制に成功する。左サイドからのクロスが流れた先に待ち構えていたのはロドリゴ・リマ。右足で押し込み、ネットを揺らした。
アル・ヒラルにも複数の決定機が訪れるも、同点弾を奪えずにいると、前半アディショナルタイム1分に点差が広がる。DFラインの裏へ抜け出したエヴェルトン・リベイロがループシュートで冷静にGKの頭上を抜いてスコアを2-0とし、数分後には前半終了を迎えた。
後半は、厳しい状況に追い込まれたアル・ヒラルが前回大会ファイナリストの意地を見せる。51分にアイルトン・アルメイダが振り向きざまに右足を振りぬいて1点を返すと、64分にカルロス・エドゥアルドが強烈なミドルシュートを突き刺した。
これで2戦合計スコア3-3と並んだが、このまま終了を迎えた場合はアウェーゴールで上回るアル・ヒラルが決勝に進出する状況となる。
しかし、終了間際にドラマが生まれる。後半アディショナルタイム4分、エヴェルトン・リベイロが右サイドからのFKを中央へ送ると、アル・ヒラルの不十分なクリアにエリア内で反応したクォン・ギョンウォンが左足を一閃。勢いのあるボールは中央の密集に当たるもゴールに吸い込まれた。
試合はこのまま終了。2戦合計スコア4-3で、アル・アハリの決勝進出が決定している。なお、東地区の準決勝セカンドレグは21日に行われ、初戦を1-2で落としたをガンバ大阪が、ホームに広州恒大を迎える。決勝戦の開催日は11月7日と同21日。第1戦はアル・アハリのホームで行われ、第2戦は東地区代表チームの本拠地で行われる。
また、G大阪が決勝に駒を進めた場合、その時点でアル・アハリのクラブ・ワールドカップ出場も決定する。
【スコア】
【得点者】