大阪・難波を拠点に活動するアイドルグループ・NMB48が21日、大阪城ホールで結成5周年記念ライブ『NMB48 5th Anniversary LIVE』の2日目を開催。木下百花が脚本を担当するチームMメンバー出演の「百合劇場」が規模を拡大し、メンバー総出演による壮大な物語を展開してファンの胸を高鳴らせた。
前座では、日下このみが独演会を開催。「こんなに大きなホールでしゃべる経験ないので、心臓バクバクです」と緊張しつつも、思わずツボにハマったという店員のクセの話や妹とのほほえましいエピソードなどを堂々と話し倒して、会場を盛り上げた。
初日は渡辺美優紀の書道パフォーマンス、山本彩の殺陣など“和”をテーマとしたライブ構成となっていたが、この日は木下プロデュースの「百合劇場」特別版で幕開け。5周年を記念してメンバー総動員で行われた同作品では、元恋人同士という役どころを山本と渡辺が好演。中でも二人が抱き合うシーンでは胸を熱くした観客から悲鳴にも似た歓声が上がった。終演後のトークで、渡辺が「私が抱きつくところで、さや姉が『もっとこうした方がいいんじゃない』って演技指導してくれた」と山本相手に再現すると、さらに大盛り上がりとなった。
中盤では、山本・薮下柊・川上千尋・木下春奈・藤江れいなの5人が阪神タイガースの球団歌「六甲おろし」をファンと合唱。歌い終えた山本は「来年は阪神タイガースとNMB48がてっぺんとったんで!」と力強く宣言。また、体操着姿の須藤凛々花がステージ中央から「はいてきちゃいましたブルマ!」と元気よく登場すると、自身が初センターを務めた「ドリアン少年」を熱唱した。
同ライブはあすの最終日を残すのみとなったが、山本は「5周年という節目を迎えましたが、NMB48は6年目、7年目もっともっと止まることなく、力を合わせて走り続けていきたいと思います」と締めくくった。