マイナンバー制度の番号通知カードの配達が始まり、郵便局を出発する配達員=23日午前、青森市
共同通信社

 国内に住む全ての人に12桁の番号を割り当てるマイナンバー制度で、番号通知カードの各世帯への配達が23日、青森県や徳島県などの一部地域で始まった。個人番号でさまざまな行政手続きを効率化する新制度は、来年1月の運用開始に向けて節目を迎えた。政府は11月末までに全国の5500万世帯へ届けることを目指しているが、住民票の住所に住んでいないといった理由で届かないカードがかなりの数に上るとの懸念が出ている。認知度の低さや、情報流出に対する国民の不安といった課題もある。

 通知カードは、住民票の住所に簡易書留で届く。青森県蓬田村では、午前10時ごろ配達開始。