日経平均終値は389円高、ECBの追加緩和観測を好感も伸び悩む

 23日の日経平均株価は前日比389円43銭高の1万8825円30銭。欧米株高と急速な円安進行を好感し、全面高でスタートした。22日にECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が追加金融緩和策の実施を示唆し、これを受けて国内でも日銀による追加緩和策への期待が台頭。後場寄り後には上げ幅を479円まで広げ、1万8900円台を突破した。ただ、来週にFOMC(米連邦公開市場委員会)と日銀金融政策決定会合を控えて一段と買い進む動きは乏しく、終盤にかけては上値を縮小する展開となった。

 業種別では、東証33業種全てが上昇。特に食料品、不動産、証券などが買われた。(編集担当:松浦直角)