決してとは言わないけれど...。
テスラやアウディをはじめとした自動車メーカーだけでなく、グーグルやアップルなど、世界的なテック企業さえも積極的に事業展開をもくろむ、自動運転車。
このビッグマーケットへの展望について、日本を代表するテック企業であるソニーの平井社長が、Wall Street Journalが主催するイベントの中で語りました。
すでにソニーはこの業界で動き始めており、iPhoneでも使われているカメラのイメージセンサー技術を生かすことを目論んでいました。
自動運転に必須なカメラ部分に、ソニー製センサーを使ってもらうため、複数のメーカーと初期段階の交渉をはじめているところとのこと。
ただ他方で、ソニー自体が自動運転車を製造する可能性については今はそこには向かっていないといったニュアンスで暗に否定しました。ソニーはあくまでこの自動運転技術に関するエコシステムの一部になることを、今は目指しているのです。
ソニーもついに、自動運転車について語る
ソニー製自動運転車に期待していた方には残念なニュースかもしれませんが、平井社長はこの発言の後に「私も車は好きだから決してないとは言えない」とも語っており、現状ビジネスとしては難しいけど今後の可能性はゼロではないといったところのようです。
せっかくですし、大きな市場になって、ソニーも作ってくれるようになるとたのしいんですけどね。
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source: Re/code
(小山和之)