Apple Payに対抗するWindows Payが登場へ

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次なるWindows 10大型アップデートに?

iPhoneをかざすだけで支払いが完了してしまう「Apple Pay」の登場以来、モバイル決済市場での覇権をめぐる争いが激しくなってきました。Androidスマートフォンで「Android Pay」が導入されたかと思えば、サムスンだって「Samsung Pay」なる対抗馬を出してきて……。

どうやら、ここへ新たに「Windows Pay」ないしは「Windows Wallet」なるライバルが、マイクロソフトから投入されることになりそうですよ! すべてのWindows 10デバイスで、幅広くオンラインならびに店頭決済を手軽に利用可能な手段として確立されることになるんだとか。

実はマイクロソフトは、Windows Phone 8.1の時代から、まるでApple Payのような感覚で使えるWindows Walletの普及を目指したことがありました。さまざまな事情で、まったく利用が広がることはありませんでしたけど。

Windowsへ、お財布のように使える新機能が追加される予定だ。以前にWindows Phoneで導入が計画されたものの改良が進められており、決済の利用シーンは多岐におよぶことになるだろう。


こんなふうに、マイクロソフトのOS部門でコーポレートバイスプレジデントを務めるJoe Belfiore氏が、Windowsの新機能について語ったそうですよ。必ずしも、Windows PhoneのNFCに利用を限定せず、より多くのパソコンなどでも利用できる決済機能に仕上がる可能性も示唆されています。一例としては、Windows 10の新たな認証方式となった「Windows Hello」が引き合いに出され、顔認証からスピーディーな決済ができる機能になることも想定されているみたいですね。

すでにWindows 10 Phoneに向けては、おサイフケータイのような「Tap to Pay」機能がチラ見セされたこともありました。でも、どうやらマイクロソフトは、もっと大規模かつ大胆なWindows新決済の発表を目指しているようです。本当にWindows PayないしはWindows Walletが、Windows 10へ大々的にリリースされれば、全世界のWindowsユーザーの規模が億単位なだけに、後発ながら驚異的なインパクトになるかもしれませんよね~。


source: The Verge

(湯木進悟)