毎日新聞ニュースサイトが10月16日、「パソコン使えない若者、増加」というタイトルで“スマートフォンの普及が一因で、若い世代にパソコンを使えない人が増えている”という内容の記事を掲載。IT企業ですら新入社員がパソコンを使えず困っているケースがあるという実態や、内閣府の調査でスマホを利用している高校生は89%もいるが、ノートパソコンを利用する高校生は30%、デスクトップパソコンでは16%に過ぎないことがわかっていること。また欧米に比べ日本の青少年のパソコン利用率が少ないことなどを紹介するほか、経済的に恵まれない層ではパソコン利用率が少ないことも指摘。家庭でも学校でもパソコンに触れない子どもがいることについて問題提起した。
この記事がYahoo! JAPANトピックスに「<企業悲鳴>スマホ普及でPC使えない若者が増加 (毎日新聞)」として取り上げられると、ツイッターでおおいに話題となった。そこでは、
「これは本当に悲惨な現状。パソコンが満足に使えないと、将来何もすることができない。
という意見があがっていた。だが一方で、記事内で「パソコンが使える=エクセル、ワード、パワーポイントなどのオフィスソフトをビジネス用途に使いこなせる」と説明していることについて、
「いやそれ、パソコンが使えないんじゃなくて、たんにオフィスソフトが使えないだけじゃね・・?」
と、同レベルで扱われる点に違和感を唱える声も多数。また、
「パソコンが使えるのが当たり前という風潮はおかしいと思います。そもそも家庭でも学校でも教えるものではないし。生活必需品でもない」
など、「(会社でパソコンを使うにあたり)スキルは持っていることが前提」とする風潮に疑問を呈する人も多かった。ところで、そもそも「パソコンを使えない」の定義って、何…?
※当記事は2015年10月21日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。