社会人として生活していれば、周囲に「なんとなく苦手だな」と思ってしまう人が一人や二人はいるものです。とはいえ、これから先のことを考えると……「徹底的に避ける!」というのも難しいところ。こんなときには、逆転の発想をしましょう。苦手な人だからこそ、うまくやる! そのための10の作戦を伝授します。
■作戦1「いいところを探す」
「苦手だなぁ」と感じる人とは、「とにかく関わらないように!」と思うのが人情です。できる限り接触しないように注意して、万が一そんな日に出くわしてしまった日はひたすら我慢……。しかしこれでは、根本的な解決にはなりません。
苦手だからこそ、ほんの少し勇気を出して、相手の「よさ」を探してみてください。仕事中におしゃべりばかりしている同僚も、見方を変えれば「いつも余裕があって、明るい」ということに。感じ方も変わるはずです。
■作戦2「笑顔のツボ」
どんな行動をすれば、相手が笑顔になりやすいのかチェックしましょう。明るい振る舞いをしたほうがいいのか、それとも真面目な態度をみせた方がいいのか……。「傾向と対策」がわかれば、それだけで気分も楽になります。観察していれば、「相手が自然と笑顔になってしまうネタ」も把握できるでしょう。二人きりになっても安心です。■作戦3「失敗談披露」
苦手な相手に、自分の弱みをみせるのは難しいことかもしれません。しかしあえて失敗談を披露してみると、いい効果が期待できるケースも多いのです。人は、「弱みを見せてくれる人」に対して親近感を抱きやすいもの。勇気を出して「私○○がダメで……」と話してみると、相手の態度も変わるかも……?■作戦4「共通点を見つけよう」
人は、「自分と共通点のある人」に対して、好意的になると言われています。上の「失敗談披露」が、そのまま共通点になる可能性もあるでしょう。この他にも、好きなものや出身地など、些細なことで構いません。「同じですね」とアピールするのをお忘れなく!■作戦5「相談してみる」
相手との距離を近づける方法として、「何かを相談してみる」というのもオススメです。相談したときの相手の態度やアドバイスに、新たな一面を発見できるかもしれません。また相手にとっても、あなたへの印象が変わるきっかけになるはずです。■作戦6「にっこり笑顔」
苦手な人の前に出るとき、つい仏頂面になってしまう方はいませんか? しかしこれは、お互いの距離を遠ざけてしまうしぐさです。苦手だからこそ、とっておきの笑顔を見せるよう心掛けてみてください。笑顔で挨拶をしているだけでも、徐々に関係は変わってくるでしょう。■作戦7「そういうところ好きです」
心理学に、「好意の返報性」という法則があるのをご存じでしょうか。これは「自分に好意を向けてくれる相手に、人は好意を抱きやすい」という法則。ぜひ活用しましょう。具体的には、まず自分から「○○さんの△△なところ、好きです」と伝えてみてください。ポイントでの「好き」なら、決して嘘にはなりません。作戦1と並行して、実行してみては?■作戦8「あだなをつける」
心の中で苦手な人を呼ぶときに、かわいらしいあだなをつけて呼んでみてください。あだなを考えるのが難しいときには、名字に「ぽん」や「どん」「ぴょん」などの愛称をつける方法がオススメ。「佐藤さん」が「佐藤ぴょん」になるだけで、「仕方がないな……」と心が広くなるような気がするから不思議ですね。■作戦9「子ども時代を想像する」
誰かの振る舞いにイラッとしたら……相手の子ども時代を想像するのもオススメです。誰にでも子ども時代はあり、それを見守ってきた人もいるはずです。そういった存在をイメージすると、少しはおおらかな気持ちで受け入れられるのではないでしょうか。■作戦10「過去にとらわれない!」
相手に対して「苦手だな……」と思ってしまった裏には、なにかきっかけがあったはずです。嫌な思い出を忘れるのは難しいでしょうが、それにとらわれていては、関係改善は望めないでしょう。一度気持ちをリセットして、一から人間関係を始めるのもオススメの方法です。さて、苦手な人とうまくやるための10の作戦はいかがでしたか? 「この人は苦手だから……」と決めつける前に、ぜひ試してみてくださいね。ほんの少し自分が変われば、二人の関係も劇的に変わるのかもしれませんよ。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません