ちょっと肌寒く、人恋しくなってきたこの季節。昔の恋愛や失恋を思い出す人も多いことだろう。今回は、音楽情報誌『CD&DLでーた』が発表した、「失恋ソングランキング」を紹介しよう!
「失恋した時に聴きたい曲(失恋ソング)」TOP20
今回のランキングは、30代女性の高い支持を集めたプリンセス プリンセスの「M」が昨年のランキングと同じく1位を獲得した。そのほかにも、名曲や定番曲が数多くランクイン。しかし、昨年のランキングと比較すると、総合ランキングTOP20は、10曲が入れ替わるという結果に。総合ランキングTOP20にランクインした気になる曲を、ランキング順にコメントと共に見ていこう。
まずは総合2位、西野カナの「会いたくて 会いたくて」。2010年リリースのこの曲は、昨年6位にランクインした曲だ。「女子の目線で好きな人と別れなければならない苦しさがひしひしと伝わってくる」「複雑な女心をリアルに歌っていると思う」「失恋したときにずっと聴いていた」など、10~20代女性の共感コメントが多く集まった。また、「ストレートに悲しみを歌っている」「西野カナのきれいな歌声により、この曲の切なさを感じる」と男性から支持する声も。
次に総合4位、HY の「366日」。2008年にリリースしたアルバム「HeartY」に収録された楽曲で、総合10位にランクインした「NAO」と並ぶHYの代表曲。ケータイ小説を原作とした映画・テレビドラマ「赤い糸」の主題歌として記憶に残っている人も多いのではないだろうか。「心がキュッと締め付けられるような、誰もが体験する片思いの歌詞に共感できる」「歌詞の中にすごくしっくりくるフレーズがあるから」など共感できる点が支持されたポイントとなったようだ。
最後に総合16位、back numberの「幸せ」。back numberは、シンプルにいい曲を演奏し、着実に人気を獲得するロックバンド。今回ランクインした「幸せ」は、2011年にリリースされた、メジャーデビューシングルのカップリング曲だ。「この曲は自分の心情と行動が似ていて失恋すると聴く。そして思いっきり泣いて前を向く」「同じ思いを感じたことがあり、聴いたときに泣けてきた」「back numberの曲は必ずそのときの自分の状況に合う歌がある。失恋した時に聴くのは“幸せ”」といったコメントが寄せられ、サウンドだけではなく、歌詞も支持されていることがわかった。
“恋愛”や“失恋”は、音楽作品としてピックアップされやすいテーマ。今後もこのテーマから名曲が生まれ、多くの人たちの共感を呼ぶことに期待したい。
<調査概要>
■『CD&DLでーた』10月号