全焼した末棟憲一郎容疑者宅
共同通信社

 大分県杵築市で7月、住宅が全焼し子ども4人が死亡した火災で、大分地検が、現住建造物等放火容疑で逮捕された父親の海上自衛隊1等海尉末棟憲一郎容疑者(41)を起訴する方向で検討していることが24日、捜査関係者への取材で分かった。実施している精神鑑定の状況を踏まえ、刑事責任能力に問題はないとみているもようだ。

 精神鑑定のための鑑定留置は25日に期限を迎え、末棟容疑者の身柄は杵築日出署に移される。地検は取り調べを再開し、勾留期限の30日までに刑事処分を最終判断する。

 末棟容疑者は7月5日深夜、杵築市の自宅に火を付けた疑いで翌6日に県警に逮捕された。