アーセナルは、24日に行われたプレミアリーグ第10節でエヴァートンと対戦し、2-1で勝利した。かつてアーセナルでプレーした元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏が、同試合で1アシストを記録したドイツ代表MFメスト・エジルを称賛した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が同日に伝えた。
試合は、36分にエジルのクロスからフランス代表FWオリヴィエ・ジルーが頭で合わせて、アーセナルが先制。さらに直後の38分にもFKから同代表DFローラン・コシェルニーがゴールを挙げてリードを広げる。前半終了間際に失点を喫しエヴァートンに1点差とされるが、試合はそのまま2-1でアーセナルが4連勝となった。
同メディアは試合後に採点を掲載。エジルは、ジルーやチェコ代表GKペトル・チェフらに並んで、チーム最高点タイの「7」(最高点10、最低点1)をつけている。また、エジルは2008年8月以来、ブレーメン、レアル・マドリード、アーセナルでプレーし通算93アシストを記録。この数字は、欧州5大リーグでバルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(98)に次いで、2位だという。さらに、イギリスのスポーツデータ会社『オプタ』も、同選手が平均2.71試合で1アシストを記録し、プレミアリーグ史上最高のアシスト率を誇っていると伝えた。
アンリ氏は試合後、「彼はこの試合で求められていた仕事を正確にこなしていた。試合を落ち着けるべきときにスローダウンさせ、前線へのプレスが必要なときも、そうしていた」と、エジルの重要性を解説。
さらに、「彼はワールドカップ優勝を経験している素晴らしい選手だ。彼を信頼しなければならない。というのも、僕は今年彼が覚醒したと思っているからね。悪いときは悪いと言わなければならないが、現段階で彼は素晴らしい。だから、アーセナルがトップにいるのは偶然ではないよ」と称賛した。
アーセナルは、27日に行われるキャピタル・ワン・カップ4回戦で2部リーグのシェフィールド・Wと対戦。31日にリーグ第11節でスウォンジーとのアウェーゲームに臨む。