24日、東京国際フォーラムにて行われたテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編」のスペシャルイベントに、声優の小野大輔、石塚運昇、三宅健太、平川大輔、小松史法、福圓美里が出演、シリーズ第3弾のラストを飾るこのイベントで生アテレコを実施した。そして小野は、作品への取り組みを感慨深く語った。
「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」公式サイト
この日は作品にちなんで開催されたスペシャルイベントのファイナルステージ。今回は作品の印象深いシーンをバックスクリーンに映し出し、ステージ上で声優陣が生でアテレコをするという企画が行われた。劇中のラストシーンが終了すると、作品で主役の空条承太郎を演じた小野は、感慨深い表情で再アテレコに不安を感じていた心境を語りながら、「この人たちとならできると、演じていて感じました」とコメント、放送作品さながらのテンションを再現した実感と合わせて、あらためて今回の声優チームの結束の固さをしみじみと振り返っていた。
また、小野いわく出演者の中で、この日のアテレコを「一番嫌がっていた」という平川は、壮絶な最期を遂げた花京院典明役をやり遂げた喜びに、思わず声を詰まらせ、涙ぐむ表情を見せて、観客から大きな拍手喝さいを受けた。同アテレコでコミカルなシーンを披露したモハメド・アヴドゥル役の三宅は、アテレコ時に声をあえてつぶすため、手で頬を抑えて声を出したというユニークな裏話を披露、さらにイギーという名の犬の声を務めた福圓は、そのコツを披露、他の声優陣より関心の声を集めていた。
併せてこの日はオープニングテーマを歌う富永TOMMY弘明、橋本仁、Codaも登場し、主題歌のほかに各キャラクターにちなんだアンソロジーソングなどを含め合計9曲を熱唱、さらには声優陣それぞれの劇中にちなんだ願望をかなえるという企画で大きな笑いを呼び込み、イベントを大いに盛り上げた。
イベント終了後、スクリーンでは舞台を日本に移して展開するシリーズ第4弾「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」のテレビ放映決定の文字が映し出されると、客席側から割れんばかりの歓声が上がった。(取材・文:桂伸也)