日本は「ツイッター大国」として知られる。国内のユーザー数は1980万人で、アジア地域のトップ(eMarketer調べ、2014年6月公表)。Twitter Japanの笹本裕代表取締役に、「日本は世界的にも異常なほどTwitterがよく利用されている」と言わしめたほどだ。
日常生活では真面目でも、ツイッターではかなりふざけたことをつぶやいている人もいるだろうが、そんな人たちに気になるニュースが舞い込んできた。このほど、「下品な言葉をツイートする人は収入が少ない」という研究結果が公表されたのだ。
高所得者のツイートは「恐怖、怒り、議論」気になる研究を実施、公表(2015年9月)したのは、米ペンシルベニア大学のダニエル・プレオティウク・ピエトロ氏が率いる研究チームだ。
5191人のツイッターユーザーが明らかにしている職業から所得を推定し、1000万件以上のツイートを分析したところ、所得が多い人は恐怖や怒りの感情、政治、企業、非営利団体についての議論をツイッターで表現する傾向がある一方、所得が少ない人は楽観的で、下品な言葉が多いことがわかったという。
また、所得が少ない人はツイッターを個人的なコミュニケーションツールとして利用しがちだが、所得が多い人はニュースの拡散や専門的な立場で利用する傾向にあることも明らかになったそうだ。
「下品な言葉を流す、高収入な人を目指す」この研究結果が日本のツイッターユーザーにも広まった。反感の声が多くなるかと思いきや、
「収入が少ない人は楽観的で、下品な言葉が多い。なるほど僕のことか」
「楽観的で下品な俺は収入が少ない その通りじゃないか」
「収入が低い人は下品なツイートするのか・・・俺やんけ」
などなど、「おっしゃる通りです」と素直に認めている人が相次いでいる。中には開き直って下品な単語を連発する向きも。
突然上品なツイートを投稿し始めたからといって即、収入が上がるわけでもなし、ツイッターでくらい好きなことをつぶやけばいいじゃないか、と思う人も多そうだ。実際、「楽観的で下品な言葉をTwitterで流す高収入な人を目指すのじゃ」と決意表明?している人もいた。(MM)