あの頃の夢が、こんな形で実現するとは!
子供の時、紙飛行機飛ばした事ありますよね?その時思いませんでしたか?この飛行機を操縦できたらなぁ、って。その後技術は確実に進化し、今やそんな夢を実現できる時代に来たんです。
PowerUp Toysは過去に、紙飛行機にモーターと方向舵を追加し、スマホアプリで操縦できるようにする事で紙飛行機に革命を起こしました。言ってみれば、このキットを装着する事で紙飛行機をドローンにできてしまったのです。しかし、その後も技術は進歩し続け、電子機器はどんどん小さくなっていきます。その結果、PowerUp Toysは更にライブカメラを紙飛行機に装着させる事に成功したのです。
PowerUp FPVは、PowerUp 3.0までの方向舵の代わりに独立して動く2基のプロペラを持っており、これによって紙飛行機を左右に旋回させ、パワーを瞬間的に上げる事で高度を稼ぐ事もできます。しかしもっとも興味深いアップグレードは、カーボンファイバーで強化されたフレームの上についた、360°回転可能な小型のビデオカメラです。
WiFiを通して秒間30フレームのライブストリームをスマートフォンに転送するというFPVの素晴らしい機能を、PowerUp Toysは数々の小型ドローンで知られるParrotと提携する事で可能にしました。広角レンズを持つカメラは、内蔵のMicroSDカードに映像を保存する事ができます。でも真の楽しみは、スマートフォンをGoogle CardboardなどのVRビューワーに入れて、最大300フィート(約91m)先まで飛行機が飛んでいる様子を一人称視点で体験できる事なのです。
同僚に向かって紙飛行機をぶつけるよりもっと楽しいイタズラがあるとしたら、ぶつかる瞬間の相手の表情を飛行機の視点から見れる事でしょう。FPVが可能にするのは、まさにそんな事なのです。更に高性能になった紙飛行機は、接続されたスマートフォンのスクリーンか、VRにしている場合はスクリーンのHUDから目標に向かって精密に操縦できます。
電池は一回の充電毎に10分だそうですが、ビデオストリーミングを行ったり、最大速度の時速20マイル(約32km)で飛ばし続けたりしなければ、もう少し持つかも知れません。でも、ちまちま節約するより、思い切ってかっ飛ばした方が楽しいですよね!
ただ残念なのは、どれだけ今年良い子にしてても、今年のクリスマスプレゼントにはもらえないという事です。11月からキックスターターにて200ドルで予約を受け付けますが、来年の夏まで到着しません。かなり長い待ち期間ですが、ポジティブに考えれば、その間に折り紙の練習をして完璧な紙飛行機のデザインを作り上げて、夏には準備万端で望めるという事でもありますね!
source: PowerUp Toys
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
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