乃木坂46が10月15日から昨日25日にかけて、東京・AiiA Theater Tokyoにて「乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン」を開催した。ここでは24日の1回目公演の模様をレポートする。
「Overture」に乗せてメンバーがステージに登場する中、最後にゆっくりと現れたのは、今回のアンダーライブのセンターを務めた堀未央奈。彼女が定位置に着くと、アンダーメンバー16人は「初恋の人を今でも」からライブをスタートさせた。序盤はしっとりと楽曲を聴かせていく彼女たち。ダンスタイムを挟み、そのままなだれ込んだ「自由の彼方」ではキレのあるダンスを見せ、続く「狼に口笛を」ではメンバーが客席内の通路で歌唱するなど、観客のテンションを徐々に引き上げた。
MCでは堀が、今回のアンダーライブは12月に控える東京・日本武道館でのアンダーライブへの布石でもあると説明し「武道館への道……“road to 武道館”です」と決意をあらわにした。さらに中盤には特別企画として、「緊急生討論!アンダーライブを考えよう!」というコーナーも。これは当日ファンが回答したアンケートをもとに、会話を繰り広げるというトーク企画。「武道館でやってほしいこと」という質問では、10月28日にニューシングル「今、話したい誰かがいる」に収録されるアンダーメンバーの楽曲「嫉妬の権利」のパフォーマンス時に点けるサイリウムの色を統一したいという回答が上がる。メンバーはファンの意見を聞きながら赤色を提案。試しにファンがサイリウムを赤色に変更し、場内を赤色に染めると、その景色を観たメンバーが満場一致で賛成し、サイリウムの色は赤に決定した。またコーナーからの曲振りを任された佐々木琴子は「皆さん立ってください」という自身の言葉にファンが反応したことに喜び、思わず涙してしまうという初々しい姿を見せる。続けて彼女たちは「春のメロディー」から後半戦へと突入した。
また後半のトークコーナーでは和田と伊藤かりんがメンバーのモノマネを披露。和田まあやが中田や川村のモノマネをすると、本人が登場して会場を沸かせる。「転がった鐘を鳴らせ!」「13日の金曜日」などといったアップチューンで会場を盛り上げた彼女たち。本編ラストナンバー「左胸の勇気」の前には堀が、センターを担ったことでメンバーと距離が縮まったと言い、中でも先輩と話すようになってうれしかったと胸のうちを明かした。
アンコールで再びステージに姿を現した16人は「ハウス!」「ロマンティックいか焼き」「太陽ノック」を明るくパフォーマンス。最後に川後陽菜、伊藤純奈、堀が残りの公演および武道館公演への意気込みを語り、笑顔でこの日の公演を終えた。
SE. Overture
01. 初恋の人を今でも
02. 君は僕と会わない方がよかったのかな
03. 別れ際、もっと好きになる
04. 自由の彼方
05. 狼に口笛を
06. ロマンスのスタート
07. なぞの落書き / 伊藤かりん・北野日奈子・寺田蘭世
08. あらかじめ語られるロマンス / 佐々木琴子・鈴木絢音・中田花奈・和田まあや
09. 魚たちのLOVE SONG / 川村真洋・斎藤ちはる・永島聖羅・堀未央奈
10. 遠回りの愛情 / 伊藤純奈・川後陽菜・相楽伊織・中元日芽香・能條愛未
11. ここにいる理由
12. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
13. 春のメロディー
14. 扇風機
15. 生まれたままで
16. 涙がまだ悲しみだった頃
17. 僕がいる場所
18. 傾斜する
19. 転がった鐘を鳴らせ!
20. 13日の金曜日
21. 左胸の勇気
<アンコール>
22. ハウス!
23. ロマンティックいか焼き
24. 太陽ノック
2015年12月17日(木)東京都 日本武道館
2015年12月18日(金)東京都 日本武道館