プレミアリーグ第10節が25日に行われ、マンチェスター・Uとマンチェスター・Cが対戦した。
暫定4位のマンチェスター・Uがホームのオールド・トラッフォードに同2位のマンチェスター・Cを迎えて、170回目の“マンチェスター・ダービー”となった。マンチェスター・Uは第8節のアーセナル戦で敗れるも、前節のエヴァートン戦で快勝し、今節は上位浮上をかけて連勝を狙う。先発メンバーには、24日に30歳の大丈夫を迎えたキャプテンのFWウェイン・ルーニーをはじめ、FWアントニー・マルシャル、MFフアン・マタらが名を連ね、FWメンフィス・デパイはベンチスタートになった。
対してマンチェスター・Cは、2連勝中だが、ストライカーのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロと、ゲームメーカーのスペイン代表MFダビド・シルバが負傷で欠場。中心選手を欠くが、キャプテンのDFヴァンサン・コンパニが先発出場で復帰を果たし、スタメン入りのMFラヒーム・スターリングとMFケヴィン・デ・ブライネの新加入コンビにも期待がかかる。
前半は、せめぎ合いが続き、膠着状態に陥る。マンチェスター・Cは12分、フェルナンジーニョとのワンツーでペナルティエリア内左に抜け出したスターリングがシュートを放つが、相手DFのブロックに阻まれた。41分、右CKからデ・ブライネのボールに中央でヤヤ・トゥーレが頭で合わせるが、シュートは枠の左に外れた。前半はスコアレスで折り返す。
後半に入って51分、マンチェスター・Uは右CKからマタのボールに、ファーサイドのクリス・スモーリングが頭で折り返す。ゴール前にモルガン・シュネデルランが飛び込むが、わずかに合わなかった。膠着状態が続く中、マンチェスター・Cが先に動く。55分にスターリングを下げて、ヘスス・ナバスを投入。マンチェスター・Uも67分、マタに代えてジェシー・リンガードを、74分にはバスティアン・シュヴァインシュタイガーに代えてマルアン・フェライニを投入した。
マンチェスター・Cは77分に、Y・トゥーレを下げて、マルティン・デミチェリスを投入。マンチェスター・Uは81、負傷したアントニオ・バレンシアに代えて、マッテオ・ダルミアンを送り出す。マンチェスター・Cは83分、ウィルフリード・ボニーを下げて、ケレチ・イヘアナチョを投入した。
84分にマンチェスター・Uのチャンス。マルシャルからの浮き球のパスでエリア内左に抜け出したリンガードが、右足で合わせるが、ゴールとはならない。88分には、FKからエリア内右のフェライニがヘディングで落とす。ゴール前のスモーリングがダイレクトで右足シュートを放つが、GKジョー・ハートの好セーブに阻まれた。
試合はこのままタイムアップを迎え、“マンチェスター・ダービー”はスコアレスドローで終了。お互い、シュートは6本ずつ打ち合い、枠内シュートもそれぞれ1本だった。
マンチェスター・Uは、28日にキャピタル・ワン・カップ4回戦でミドルズブラ(2部リーグ)と、31日に行われる次節でクリスタル・バレスと対戦。マンチェスター・Cも、28日にキャピタル・ワン・カップ4回戦でクリスタル・バレスと、31日の次節でノリッジと対戦する。
【スコア】