お笑いコンビ・南海キャンディーズが25日、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場で行われたお笑いライブに出演。約1年ぶりとなる漫才を披露し、アマチュアボクシングを引退した“しずちゃん”こと山崎静代に絡めたネタで沸かせた。ORICON STYLEは、1年ぶりの“復帰戦”を終えたしずちゃんにインタビューを敢行した。
相方・山里亮太とのブランクを感じさせない掛け合いを披露したしずちゃんは「緊張しましたね。きのうの夜はすぐに寝つけなかったですから」と告白。「お客さんが温かく迎えてくれて、楽しくやらせていただいた」と笑顔で胸をなでおろした。
久しぶりにセンターマイクを挟んだ相方の山里が頼もしく見えたといい、「改めてすごいなと。さすがプロやなと思いましたね」とリスペクト。「私はまだ“セミプロ”なので、これからプロの芸人にならなきゃ。一つひとつ、いただける仕事を頑張る。これぞプロの仕事だと、そう思われるようになりたい」と決意新たにした。
芸風では、ぶっきらぼうに山里をこき下ろすボケが人気だ。この日も相方を「サンドバッグ」呼ばわりして笑わせたが、“素顔”のしずちゃんは「私がボクシングやりたくて、反対を押し切って勝手に始めた。それで『ボクシングを辞める』と言ったときに『おかえり』と言ってくれた。すごくありがたかったですね」と山里への感謝を切々と語った。
「コンビ活動をもっとやっていきたい」。そう何度も口にしたしずちゃん。それが相方にできる恩返しだと考えている。「山ちゃんがスケジュール取れないくらい、埋まってますからね」と笑い、芸人としての“コンビ格差”を自虐めかしたが、誰よりも相方の活躍を喜んでいるように見えた。