一体真相はどこにあるのか…。
先日HTCが発表したHTC One A9は、高品質なデザインに肩肘張らないスペックと値段というコンセプトで、わりと好評です。でも、あの、すっごい似てるんですよね…リンゴ社のスマートフォン…というか、iPhone 6に。
そのことについて多方面から突っ込まれまくったせいか、HTC北アメリカ社長ことJack Tong氏は「アップルこそが我々のデザインをコピーしている」と反撃に打って出たんです。むむ、これはどういうことでしょう? ちょっと同氏の発言を見てみましょう。
「私たちはコピーなんてしていない。我々はユニボディの金属製スマートフォンを2013年に作ってるんだ。それに、背面のアンテナデザインをコピーしたのもアップのほうだ」
HTCが2013年に発表したスマートフォンとは、下画像のHTC One(M7)のことです。HTC Oneは当時のAndroidスマートフォンには珍しい上質な金属筐体で、消費者の目を引くモデルでした。
たしかにこれを見れば、「背面のアンテナ線はHTCがオリジナル」と主張するのは納得です。ただし、アップルはHTC Oneよりも前からユニボディのiPhoneを作り続けてきました。
うーん、どっちもどっちなんじゃないかなぁ…。
(塚本直樹)