就職難続く中国で、女子大生が「雇ってくれたら処女をあげる」!? トンデモ履歴書の中身 | ニコニコニュース

「范萱萱(女、20歳)処女新卒生」と書かれた履歴書
日刊サイゾー

 就職が激しい中国では、1年中が就職活動期間ともいえる。多くの大学生たちは、最終学年になると、就職情報サイトや大学のネット掲示板の就職求人スレッドで情報収集したり、履歴書をネット上にアップしたりする。

 そんな中、とある就職情報サイトにひとりの女子大生が書いた履歴書がアップされ、ネット民たちの注目を集めた。

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 求職者の名前は范萱萱。四川省の成都大学の4年生で、年齢は20歳。勤務先は出身の成都を希望しており、希望職種はソフトプログラマー、大口顧客マネジャー、ネットショップカスタマーサービス、シェイプアップトレーナー、事務員と、なにやら節操がないというか、適当に書いたとしか思えない職種が並んでいる。

 そして、その下にある「その他略歴」の部分に、驚くべきことが書かれていた。

「新卒生、処女、男性とのお付き合い経験ゼロ、触らせたこともなし。もしいい職種をくれるなら、老板(社長)にあげてもいい」

 うら若き女性の処女を懸けた就活は、ネット上でも大きな話題となり、

「就活で処女がウリになるとは思わなかった」
「奥さんが見ないうちに雇ってしまえ!」

と、荒い鼻息が聞こえてきそうな声が上がっている。

 また一方では、

「モデルもどきの女が、ツリでやってるだけじゃない?」
「今どき、この年で処女はありえんわ」
「履歴書を見るのは社長じゃなくて、人事部。意味なくね?」

などと、冷静な意見も。

「ただでさえ人口が多い中国で、仕事を求める就活生は星の数ほどいる。そのため、自分の履歴書を企業の採用担当者の目に留めてもらうためには、他の人たちとは違ったアピールをする必要がある。そんなわけで中国人の履歴書はウソと誇張で塗り固められているので、何ひとつ信用できません。中には名前と生年月日だけ正しくて、あとは全部ウソという、●スポ並みの履歴書もあるほどです」(上海在住の日本人駐在員)

 とりあえず彼女は、自分の履歴書を目立たせるという目的を立派に達成した。これだけアピール上手なら、宣伝部門で雇ってみるのもいいかも?
(取材・文=佐久間賢三)