サンフランシスコで働く人の多くが、住宅難のせいで街から遠く離れたところから通勤するはめになっています。でもある計算によれば、家賃があまりにも高いためにサンフランシスコに住んで働くよりも、ラスベガスに住んで飛行機でサンフランシスコに通勤したほうが安いんだとか。
住む街から働く街へと飛行機で通勤する「スーパーコミューター」たち。その数は安すぎる格安航空券と、その逆に高騰する家賃のせいで増え続けているようです。そんな生活を送るには家族のあり方が難しかったり、転職しないといけなかったりと、ただお金の節約のことだけを考えて行うのは難しくあります。それでも街に住むのが高すぎるなら、そこまでする価値があるんです。
2013年に米GIZMODOのAlissa Walker記者は、Sam Cookneyさんによるブログ記事に関して書いています。サンフランシスコのように住宅難となっているロンドンへとスーパーコミュートするという記事です。その記事でCookneyさんは、バルセロナに住んで週4日間ロンドンに飛行機で飛び、オフィスまで地下鉄で通勤する方が、ロンドンに住んで働くよりも387ユーロ(約5万2700円)も安くつくという試算をしています。
Redditユーザーyoursliceさんの計算によれば、サンフランシスコでワンベッドルームアパートを借りるお金で、ラスベガスではツーベッドアパートを借りた上にサンフランシスコまで週4日飛行機で飛び、ベイエリア高速鉄道で空港からオフィスまで通勤してもまだ715ドル(約8万5700円)も安いと出ています。しかもyoursliceさんによれば生活費もラスベガスの方がずっと安いため、毎月1000ドル(約12万円)もの節約になるんだとか。
でもこの計算では考慮に入れられていない隠れたコストがあるのではという考えもあり、例えばEric Jaffeさんは通勤にかかる時間や健康問題、車のレンタル代なども考慮したほうがいいと書いています。でも、サンフランシスコのバス運転手たちは給料が低すぎて車上生活を余儀なくされているなんて記事、を読むとこの「スーパーコミューター」のライフスタイルもそこまでクレイジーな考えには思えてこなくなりますね。
読者の皆様は、こんな状況に陥ったらスーパーコミュートという働き方はアリでしょうか?
source: r/sanfrancisco via CityLab
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)