【ソウル共同】韓国保健福祉省は25日、中東呼吸器症候群(MERS)に感染して肺移植手術を受け、陰性となった後も容体が不安定だった男性(66)が、同日死亡したと明らかにした。死者が出たのは約3カ月半ぶりで、計37人となった。

 男性は5月下旬、MERSに感染した妻に付き添い、多数の感染者が出たソウルのサムスンソウル病院を訪問。6月中旬に感染が確認された。陰性となった後も容体が安定せず、引き続き治療を受けていた。

 現在は、ほぼ全ての感染者が陰性となり退院しているが、一時陰性となった男性(35)が今月に入り再び陽性反応を示し、治療を受けている。