電池が切れたらすべてがおしまい。
ゲームもネットも音楽も、友人とのやりとりも調べものも暇つぶしもなんでもできるスマートフォン。現代人の必須アイテムスマートフォン。まぁ、それも電池がきれたらどうにもならないのですけれど。結局のところ、モバイル端末で最も大切なのはバッテリー保ちだって気がします。だからこそ、グーグルだってそこに力をいれるのです。
Android OSの最新版6.0=Marshmallowが搭載された新端末は、すでにいくつか発表&リリースされています。が、その最新OSの中で、最も注目すべき機能の1つは「Doze」。これは、新しく採用されている省エネスリープモードのこと。端末を使っていないときは、Dozeモードが自動で作用し、裏で動いているあれこれをカットし、飛行機モードに限りなく近い状態で電池を温存するという仕組みです。
バッテリー重視派にはありがたい機能ですが、興味深いのはグーグルがここに非常に重きをおいており、Dozeをマスト機能にしようとしているということです。端末を作る側が、グーグルのマップと検索サービスを搭載したAndroid端末をリリースするならば、Dozeも一緒につけなくてはいけない、というやり方を打ち出してきています。さらに、ネタ元のAndroid Policeが指摘するには、製造側にバッテリー喰いのレポートまでグーグルが要求しているということ。Android 6.0実装端末は、ハードのバッテリー使用状況をトラッキングでき、どのアプリがどれだけバッテリーを喰っているかわかるようにしておかなければならないというのです。
Dozeモード搭載と、バッテリー消費レポートの要求から、グーグルがバッテリー保ちに対して、Androd 6.0では非常に真摯に取り組んでいることが伺えます。今までは、製造側にある程度のソフトウェアに関する自由が与えられていましたが、バッテリーという最優先事項のためには、多少は条件をつけなくてはと考えているようです。バッテリーというのは大元の元の元ですからね。ユーザーからしたら、そこまで重視してもらえるのはありがたい話だと思いますけどね。
source: Android Police
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(そうこ)