【シドニー時事】埼玉県の食文化や観光をPRする展示会が26日、オーストラリアの最大都市シドニーで開かれた。キャッチコピーは「東京のすぐ北」。東京を訪問した際には「隣の埼玉県にも足を延ばしてみては」(埼玉県観光課の高梨光美副課長)と来場者に呼び掛けた。

 江戸時代の街並みが残る川越市や自然豊かな秩父地方など、外国人にあまり知られていない県内の観光名所を売り込んだ。2014年の豪州人の日本訪問者数は前年比24%増の約30万人で過去最多を記録。国・地域別で7番目に多い。

 展示会には、県内の食品や日本酒のメーカーなど10社が出展し、緑茶や漬物、しょうゆなどを紹介した。豪州では巻きずし「スシ・ロール」やラーメンを売る店が急増しており、日本産食材へのニーズも高まっている。