木星の大赤斑は100年以上かけて縮み続けていた

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木星恐怖症の人が怖がるアレ。

木星の赤い目玉のように見える大赤斑の正体はガスの巨大な渦です。この大赤斑が、100年以上かけて縮小を続けているそうなんです。

19世紀に観測された大赤斑の直径は4万1000Km地球の3倍以上でした。ところが、1970年代にボイジャー1号が観測したときは2万3000Km。おや? 19世紀の観測値が間違いかと思うほど小さくなっていますね。

さらに、2009年には1万8000Km、先日NASAがハッブル宇宙望遠鏡で観測したところ1万6500Kmにまで縮小していました。これはもう、気のせいや観測ミスという話じゃありません。確実に縮んでいます

ところで、ハッブル宇宙望遠鏡から撮影された木星の最新映像から制作された4K動画が公開されています


NASA | Jupiter in 4k Ultra HD


こうして見ると、目のような形だった昔と比べて大赤斑がずいぶんと円に近い形になっているのがわかりますね。色も、心持ち赤からオレンジに近い色に変わっているようです。それにしても、これだけ長い間、ひとつの惑星に渦のようなものが存在し続けるというのも不思議な気がします。


source: Nature World ReportNASA

(高橋ミレイ)

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