気がつけば……腐女子をわずらい四半世紀以上。
真夏の暑い日、スケッチブック片手に友と並んだあの朝。学校の終了チャイムとともに一気に掛けだし向かった郵便局(小為替は16時までしか買えないから)。親の目を盗んでは、教科書に挟んで読みふけった薄い本。
今までこの人生を特に後悔した事はないのですが、ふと今更思うのは「私の人生いつからこうなった」という疑問。その長年の疑問に一つの解決を示すような「腐女子に育ってしまう幼少時の条件7箇条」というものがつい先日、Twitterで話題になっていました。
【腐女子に育ってしまう幼少時の条件7箇条】
1:弟がいる長女
2:特撮を見ていた
3:漫画はなかよし派
4:少女漫画からファッション誌に移管できずにジャンプに行ってしまう
5:むしろコロコロコミック
6:女子校に入学
7:そこそこ勉強ができる※投稿者の許可を得て掲載しています。
あたっているようなあたっていないような。筆者の場合、1は弟ではなく兄になり、さらに7も該当外です。
ただ投稿自体は1万9千回もRTされていますので、「あるある」と感じる人は多いようす。投稿によせられたコメントにも、半数ほどは同意するものばかり。残りは部分的にあっているという方が多くみられました。この7箇条全て当てはまらなくても、半分程度あたっていれば腐女子の素質はあるのかもしれません。
そう考えると、筆者も7つ中5つは的中しているので素質はあったのかも。小さい頃から特撮好きで、少女漫画誌は『りぼん』よりも『なかよし』派。そこから『コロコロコミック』を同時並行で読み出し、周囲は確か『レモン』とかいうティーン誌に移管する頃、筆者は『週刊少年ジャンプ』へ移管。
ちなみに筆者のその後ですが、ジャンプの次にアニメージュなどアニメ紙も平行して読み始めます。周囲がアイドルに興味を持ち出す頃は声優の方に興味を持ち出し、皆が歌番組にリクエストハガキを出し出す頃には、NHK『アニメ三銃士』エンディング採用めざして毎週せっせとイラストハガキを出すようになります。そして女子校にはいる直前頃から「やおい」をわずらい今に至る。(当時はまだBLとか腐女子という言葉はありませんでした。BL=やおい)
なお、初期の腐女子が陥りがちな「道行く男性の計算式」はとっくの昔に卒業できており、どんなものでも計算できるようになっています。最近は「新幹線ではどんな計算式ができるのか」を熱心に研究している最中です。
とまぁ、楽しい「腐女子ライフ」を送り続けております。後の展開は筆者の例で、さらに途中から物を生産するようになってしまいましたが、順調に育てば似たような道を歩む人も多いのではないでしょうか。これはこれで結構楽しいものです。7箇条はあくまで素質の話。過去の自分を見直すのもよし、自分の子供の素質を見極める材料にするもよし。あくまでネタとして楽しみ受け止めてみてください。
※「あるある?腐女子に育ってしまう幼少時の条件7箇条」はおたくま経済新聞で公開された投稿です