ケリー飛行士のツイッターアカウントはフォロー必至です。
サンセット、もちろん見たことあります。その誰もが見たことある夕焼けを、ほとんどの人が見たことがない場所から見ているのが、宇宙飛行士のスコット・ケリーさん。現在国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中で、彼が見た夕焼けは、ISSのソーラーパネルを通してというもの。ケリーさんのツイッターで、その画像がシェアされていました。
Day 204. #GoodNight sunset through our solar array. #YearInSpace pic.twitter.com/ZHKAujVqnA
— Scott Kelly (@StationCDRKelly) October 17, 2015
ところで、地球で朝焼け/夕焼けを見ることができるのは1日に1度。地球の自転により、太陽が地平線の向こうに沈んでいくときだけです。さて、ISSは地球の軌道に乗り、秒速約8kmで進んでいます。すると、ISSからは92分ごとに朝焼け/夕焼けを見ることができるのです。知らなかった。ISSのまめ知識ですね。
こちらは、ケリー宇宙飛行士がポストしたISSからの朝焼けの様子。
Showy strokes of #sunrise to start your #Sunday! Good morning from @space_station! #YearInSpace pic.twitter.com/mcWt7V6r48
— Scott Kelly (@StationCDRKelly) October 18, 2015
ケリー宇宙飛行士は、現在もっともISS滞在期間が長いアメリカ人宇宙飛行士です。これは、人よりも朝焼け/夕焼けを多く見ることができるということですね。彼が1年というISS滞在期間中に見る朝焼け/夕焼けの回数は、私たちが16年かけて見る朝焼け/夕焼けの回数と同じなんです。なんだか、浦島太郎のような、自分だけ年をとるようなとらないような、不思議な気分になる話です。
source: Scott Kelly
Kiona Smith-Strickland - Gizmodo US[原文]
(そうこ)