米軍普天間飛行場の移設が計画されている辺野古沿岸部=8月、沖縄県名護市(共同通信社ヘリから)
共同通信社

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、石井啓一国土交通相は26日、辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した翁長雄志県知事の処分の効力を停止する方針を固めた。27日にも公表する。移設を進めないと、普天間飛行場の危険性除去が遅れるなど重大な損害が生じるとする防衛省沖縄防衛局の主張を妥当と判断した。

 効力停止を受け、工事主体の防衛局は中断している移設作業を再開、近く本体工事に着手する構え。一方、沖縄県は、第三者機関の「国地方係争処理委員会」に不服審査を申し出る方針だ。

全文を表示