「やっぱりアンパンマンはアウトだったか…」 “パロネタ多すぎ”の『おそ松さん』、早くも修正が入る事態に | ニコニコニュース

『おそ松さん』公式サイトより。
おたぽる

 第1話で『うたの☆プリンスさまっ♪』『弱虫ペダル』『ラブライブ!』と、人気アニメのパロディネタをこれまでかと詰め込み、鮮烈すぎるデビューを飾ったアニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)。一応、赤塚不二夫生誕80周年を祝した記念すべき作品なのだが、早くもアニメに修正が入ったと話題を集めている。

 波紋を呼んでいるのは、テレビ東京では19日放送の第3話「こぼれ話集」。そのタイトルのとおり、数本のショートストーリーが放送されたのだが、その中にはサイコスリラー映画『SAW』を真似た『OAW』や、『それいけ!アンパンマン』を連想させる『ほれいけ!DEKAPAN-MAN』といったパロディネタが見られた。しかも、『ほれいけ!DEKAPAN-MAN』では、“デカパンマン”に扮したデカパンが、お腹をすかした子どもに頭をあげるアンパンマンに倣って、パンツの中から「(踏ん張って出した)かりんとう」や「金色のボール」を出すといった描写が見られた。

 放送後、ネットでは「涙でるほど笑った」などと喜びの声が上がっていたのだが、その5日後の24日、BSジャパンで放送された同話は修正のオンパレードに。『OAW』が『OSO』に変更され、『ほれいけ!DEKAPAN-MAN』が『DEKAPAN-MAN』のみになり、『それいけ!アンパンマン』の背景を模した画像もピンクのドットに差し替えられていた。また、デカパンマンのマントは赤から水色に変わり、デカパンが捻出した「かりんとう」は茶色い棒から光る棒に、「金色のボール」は白い野球ボールへと変更。『それいけ!アンパンマン』のパロディ部分が重点的に修正されていた。

 この事態にネットでは、「やっぱりアンパンマンはアウトだったか…」「苦情が入って速攻で修正したんだろうなw」「こんだけ修正しなきゃとなるとてんやわんやだったんじゃないかw」といった制作サイドを憂う声をはじめ、「そりゃ映像修正されるわ」「苦情が来るのも当然」と、納得する声も上がっている。だが、大体はこの状況を楽しんでいる声がほとんどで、「おそ松さんは後々規制がかかるかもしれないから、録画を2本しないといけないということですかね」といった声まで見られる状態だ。

 そんな早くも修正が入る沙汰となってしまった『おそ松さん』だが、先日行われたイベントでフジオプロの桑原正人氏が、パロディネタを展開しすぎた第1話のラストで六つ子が言う「赤塚先生怒ってないかな?」「平気だよ、だいぶ前に死んだから」というセリフは、フジオプロからのアイディアだと明かしている。一部では「あんな飛ばしてて大丈夫なの?」と『おそ松さん』の行く末を心配するファンも見受けられるが、フジオプロ的には大丈夫そうだ。

 ただ、第3話まで放送されたものの、アニメの全容が見えてこない『おそ松さん』。放送前に、カラ松を演じる中村悠一(@nakamuraFF11)がTwitterで「1話~3話まで見ていただかないとやりたい事が伝わりにくいかもしれません…。」と言っていたが、まだまだ『おそ松さん』から目を離すことはできなさそうだ。